〇発芽大麦
大麦はイネ科の単子葉類で、種実が食用となる。かつては日常的に食べられていたが、現在では味噌や醤油の原料として、また麦芽としてビールの醸造に使われることのほうが多い。種実を水に浸けて発芽させたものを発芽大麦という。
大麦には食物繊維が多く含まれており、押麦(七分つき)100g当たりの食物繊維量は10.3gで、玄米(同3g)の3倍以上である。この点に着目して、腫瘍性大腸炎の患者用食品が作られている。キリンビールは発芽大麦から調整した食物繊維素材を使い、軽症から中等症の腫瘍性大腸炎患者の便の性情を整える食品「発芽大麦GBF」を開発。厚生労働省の個別評価型病者用食品(特別用途食品)として販売している。
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