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木曜日, 5月 17, 2007

植物酵素(2)

◆ナットウキナーゼ

 納豆に含まれる血栓溶解酵素。原料の蒸し大豆には含まれておらず、納豆菌による発酵の過程で生成される。須見洋行(倉敷芸術化学大学機能物質化学科)は、市販の納豆1パックに含まれるナットウキナーゼの血栓溶解力は、ウロキナーゼ(血栓溶解剤)の通常投与量に相当するとしている。また、静脈投与だけではなく経口でも血栓をよく溶かすことをヒト試験で明らかにしている。

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◆キチナーゼ

 パパイヤやパイナップルなどの果実、微生物などに存在する酵素で、多糖類のキチンを分解する働きがある。植物が病原菌に感染するとキチナーゼ遺伝子が誘導されることから、植物の自己防御機能を高める役割があると考えられており、キチナーゼ遺伝子を導入した耐病性植物の作出が行なわれている。

◆アリイナーゼ

 ニンニクの含まれる加水分解酵素。臭い成分のアリインに作用して、ニンニク特有の臭気成分アリシンを生成する。アリシンは消化管の中でビタミンB1と反応してアリチアミンという物質に変わり、ビタミンB1の働きを長間持続させる作用がある。

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