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日曜日, 9月 16, 2007

ねぎ(葱)

○ねぎ

 ユリ科の多年草で中国西部からシベリアが原産。わが国で一般に長ネギとして食べられているのは「加賀「千住」「九条」の3品種である。加賀と千住は根深ネギと呼ばれ、白い葉鞘部を食べることから白ネギともいわれる。主に東日本で食べられる。九条は葉ネギと呼ばれ、緑の葉を食べる。西日本で主に使われている。

 白ネギと葉ネギを栄養成分で比較すると、カロチンは白ネギ14ug(2ugRE)、葉ネギ1900ug(310ugRE)と雲泥の差である。他のビタミン、ミネラルの含有量も葉ネギが大きく上回っている。ビタミンB1は0.05mg(白ネギ0.04mg)、B2は0.09mg(同0.04mg)、Cは31mg(同11mg)、カルシウムは54mg(同31mg)、鉄は0.7mg(同0.2g、いずれも100g中)というように、白よりも緑が断然勝っている。

 ネギはニンニクやニラと同じ仲間であることから、特有の臭気成分アリシンを持っている。アリシンはビタミンB1を分解する酵素チアミナーゼの作用を阻害し、胃腸内に入ったB1を無駄なく利用できるようにする。その結果、糖質の分解吸収能力が高まるので体力回復に役立つ。ただし、アリシンは揮発性で熱に弱いため、あまり煮込んでしまうと効力が激減するので注意しなくてはならない。

 ネギの微量成分による食効としては体を温める、スタミナの増強、老化防止のほか、胃腸病・食欲不振・冷え性・風邪・神経痛・浮腫(排尿を整えてむくみを取る)・不眠症などに有効とされている。長ネギのほかによく食卓に上がるものとしてアサツキ、ワケギなどがある。またフランス料理に欠かせないポロネギも最近人気がある。