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木曜日, 2月 08, 2007

コエンザイムQ10(ビタミンQ)

○コエンザイムQ10(ビタミンQ)

 脂溶性のビタミン様物質で、補酵素Q10、ビタミンQとも呼ばれる。人のミトコンドリアに最も多く存在し、エネルギー産生に深く関わっている抗酸化物質である。2001年4月の食薬区分改正で医薬品成分から非医薬品成分になり、食品としての販売が可能となった。それまで国内ではユビキノンという名称で糖尿病や虚血症心疾患、脳出血の治療薬として知られていた。

 コエンザイムQ10(以下、CoQ10と略)は1950年代に英国のモートンらがビタミンA欠乏症ラットの肝臓からその存在を発見し、ユビキノンと名づけた。57年には米国のクレーンらがウシ心筋ミトコンドリアからATP産生に不可欠なキノンを分離しCoQ10と命名したが、翌年、ユビキノンとCoQ10が同一物質であることが判明し、米国のフォーカースによってその化学構造が確定されている。CoQ10にはアンチエイジング(シワの改善など)、ダイエット、慢性疲労の改善、免疫細胞の活性化、歯肉炎、歯周病などの改善効果があるとされている。

 ヒトの体内でも合成されるが、加齢とともにその細胞内濃度は低下し、40代では30%、80代では50%以上が失われるという。その結果エネルギー不足となり、さまざまな体の不調につながれるとされる。

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