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月曜日, 8月 27, 2007

馬肉

○馬肉

 馬肉は、色や味は牛肉と似ているが、脂質が少なく柔らかいのが特徴である。桜肉とも言われるが、これは桜の咲く季節が一番美味しいことに所似するという。食用肉として利用される部分はロイン(腰肉)やモモ肉で、鍋料理(さくら鍋)や地方によっては馬刺しとして生食されている。西洋料理ではテリーヌやタルタルステーキに用いられるほか、コンビーフなどにも加工される。

 馬肉は多糖類のグリコーゲンを多く含むため、肉に甘味がある。鉄分の含有量も多く(生肉100g中4.3mg)、食肉の中ではトップクラスである。東洋医学では、馬肉は体内の余分な熱を治める作用があり、また肝腎の滋養にもよいとされている。筋肉痛などの手当てにも利用され、生の馬肉を患部に貼り付けて炎症を和らげる。