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水曜日, 12月 04, 2013

竹巻心

○竹巻心(ちくけんしん)

 イネ科ハチク(Phyllostachys nigra)のまだ開いていない幼葉を用いる。マダケ(P.bambusoides)などの幼葉も用いられる。通常は明け方に摘み取った新鮮なものを用いる。

 ハチクは葉を竹葉、内皮を竹筎といい、薬用にする。竹巻心の効能は竹葉とほぼ同じであるが、清心除煩の効能は竹葉よりも強いといわれている。熱入心包の証で高熱とともに意識の混濁や譫語などのみられるときには犀角・連翹などと配合する(清営湯)。