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火曜日, 8月 16, 2011

珊瑚草

○珊瑚草

 アカザ科の一年草で、正式名称はアッケシソウといい、発見地の北海道厚岸の因んだ名称であるが、群生地が多い北海道ではサンゴ草の名で親しまれている。

 海岸の塩水をかぶる砂地に自生する草丈15~20cmの一年草で、多肉の緑色をした枝や葉には秋には美しい紅紫色に染まる。本草書の古典である李時珍の「本草綱目」には、鹸草、貝原益軒の「大和本草」など日本の文献には三枝、塩草、福草などの名が見られる。

 珊瑚草には、鉄、カルシウム、マグネシウムなどミネラル類が豊富に含まれており、群生地の近くで暮らし人々の間では、通じをよくし、肌をきれいにする薬草としていわれてきた。全草を粉末にした健康食品がある。