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木曜日, 4月 06, 2006

寒天について

○寒天

 テングサの粘物質を煮溶かし冷却して固めるとところてんができるが、これを戸外の天然冷気で凍結乾燥させたものか寒天である。今から約300年前、京都の一旅館主の偶然の発見がその誕生の契機になったといわれている。現在では気候風土から長野県で大半が生産されている。羊羹など菓子の原料やみつ豆の材料のほか、最近研究の培地にも使われている。

 寒天の主成分(約70%)は多糖体のアガロースで、消化酵素で分解されないため栄養はほとんどないが、水溶性食物繊維として機能する。ナトリウムと結びついて血圧を下げる働きがあるほか、腸内でコレステロールや胆汁酸の吸収を阻害し、動脈硬化や虚血性心臓病などの予防効果が実証されている。また、お腹の調子を整える食品としてトクホの関与性分にもなっている。最近では、テレビの健康食品情報番組でダイエット効果が取り上げられたことから女性の間で人気を呼び、寒天ブームが起きている。

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