スポンサーリンク

木曜日, 12月 22, 2011

水溶性ビタミン(1)

※ビタミンB1

 抗脚気因子として発見された水溶性ビタミン。物質名はチアミン。1910年、農芸化学者の鈴木梅太郎が米糠より単離に成功し、オリザニンと名づけた。糖質代謝に関与する補酵素として働き、成長促進、心臓の機能の安定、中枢神経や末梢神経の正常化、消化液の分泌、食欲増進などに影響する。B1を多く含む食品は酵母や米糠であるが、通常の食品として豚肉、うなぎ、カツオ、鶏レバー、大豆、落花生、ニンニクなどに含有量が多い。「食事摂取基準05年版」では、ビタミンB1の推奨量は1日当たり男性は18~49歳で1.4mg、50~69歳で1.3mg、女性は18~49歳で1.1mg、50~69歳で1mgとしている。また保険機能食品制度では、ビタミンB1を1日摂取量あたり0.3~25mg含む食品にはビタミンB1の機能を表示することができる。

※ビタミンB2

 動物の成長因子として発見された水溶性ビタミン。物質名はリボフラビン。細胞の再生などに関与するフラビン酵素の働きを助け、特に脂質の代謝を促し、発育や粘膜保護に役立つ。体内で過酸化脂質の生成を防止する作用もある。B2が不足すると脂質をエネルギーに利用しにくくなって発育不良をきたすほか、咽頭桶口内炎を経て口角炎、舌炎、角膜炎、肛門や陰部の皮膚炎、脂蝋性皮膚炎、白内障などに冒されやすくなる。B2を多く含む食品は酵母、八つ目ウナギ、レバー(豚・牛・鶏)、ウナギ、サバ、サンマ、牛乳、納豆アーモンドなど。「食事摂取基準05年版」では、ビタミンB2の推奨量は1日あたり男性は18~49歳で1.6mき、50~69歳で1.4mg、女性は18~69歳で1.2mgとしている。また保険機能食品制度では、ビタミンB2を1日摂取量あたり0.33~12mg含む食品にはビタミンB2の機能を表示することができる。