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日曜日, 3月 12, 2006

葉酸について

○葉酸

 アミノ酸代謝、核酸成分の合成に補酵素として関与する成分で、免疫力を高め、ビタミンB12とともに造血にも働くので、欠乏症は貧血(巨赤芽球性貧血)のほか、細胞の成長、再生に支障が生じて胃潰瘍や口内炎、舌炎の原因ともなり、神経過敏、健忘症、また胎児や乳幼児では発育不全を招くことがある。

 2000年末に厚生省の検討会がまとめた報告書によると、妊娠を予定している女性に対し、妊娠1ヶ月前から妊娠3ヶ月までの間、葉酸を含むバランスのとれた食事に加えて、栄養補助食品による1日0.4mgの葉酸摂取を勧めている。妊娠初期に適量の葉酸を摂取すれば、2部脊椎など先天性異常の子を出産する危険性を減らすことが欧米の研究で報告されているためだが、サプリメントなどを奨励しているのは、葉酸は水溶性で熱に弱く、食品に含まれる葉酸の体内利用効率は50%と低いからである。サプリメントの場合は利用効率が85%にまであがるといわれており、また、欧米で報告されている研究データは全て栄養補助食品によるもので、食品中の葉酸の効果が実証されていないため、サプリメントでの摂取を奨励している。

 成人の1日所要量は200ugだが、妊婦は+200ug、授乳期は+80ugとされている。許容上限摂取量はいずれも1000ug、葉酸を多く含む食品はレバー、牛乳、卵黄、酵母、豆類、緑黄色野菜、サツマイモ、クルミなど。

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