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土曜日, 7月 14, 2007

アルカリイオン水

○アルカリイオン水

 アルカリイオン水は水を電気分解してマイナスに荷電させた水である。phは8~10に保たれている。体内で脂質や組織細胞を酸化させ、病変や機能障害、細胞の老化を招く原因と一つとして活性酸素があるが、その弊害を防ぐものにビタミンC・Eやβ-カロチンなどの抗酸化物質が知られている。このアルカリイオン水にも抗酸化機能(SOD様活性)が期待されている。

 活性酸素は体内分子から陰イオンを奪う形で相手を酸化させる。この時、他から陰イオンが供給されれば、その時点で中和されて過酸化機能を失うことになる。この働きをアルカリイオン水の持つ陰イオンにさせようというのである。陰極板と陽極板を設けた電解槽にフィルターを通した水を満たして直流電気を通すと、陰極にはマイナスに帯電した還元水(アルカリイオン水)、陽極にはプラスに帯電した酸化水が得られる。こうしてつくられたアルカリイオン水は単に保健飲料としてではなく、腸内異常発酵や胃潰瘍、老化防止などにも有効であるという研究報告もある。また、同時に得られる酸化水は細菌の生育を静止する働きや収斂作用があるため、化粧水に使われるほか、アトピー性皮膚炎や床ずれなどの手当てなどにも効用があるとされている。