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月曜日, 3月 20, 2006

しじみエキスについて

○シジミエキス

 シジミ(蜆)の強肝効果については江戸中期(天明元年)の食品国家に「シジミよく黄疸を治し酔いを解す」と記されたことを知れば、そこに医食同源の典型を見る思いの人も多いに違いない。肝臓への効用は医学会でも広く認めるところだが、赤いビタミンの異名を持つビタミンB12(造血・脳細胞の活性化・手足の痺れ改善)が62ugと群を抜いて多い。カルシウム・亜鉛・胴などミネラルにも大きな数字が並ぶ。タンパク質はアミノ酸のバランスがよく、アミノ酸スコアは95。特に高血圧改善や肝臓の解毒作用の亢進、心不全への効果が期待できるタウリンが注目される。

 日常的には味噌汁がほとんどだが、風味のみならず味噌の栄養価も加味されるうえに、食膳に暖かさや懐かしさがあふれて心が和みも食事全体の消化吸収率もぐっと高まる。

 水溶性のエキス成分を採るには、鮮度のよいシジミに同量の水を加えて1~2時間ほど弱火で似たあと汁を濾し、それを半量に煮詰めればよい。それを1回に盃1杯くらいずつ、1日3回ほど飲めば、体力回復、肝機能強化、貧血改善、母乳の出をよくする。肌のシミ取りによいとされるが、その効能が確かなことは、市販のシジミエキスが長い人気を保っていることか何よりの証拠である。

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