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金曜日, 4月 25, 2008

ハスカップ

〇ハスカップ

 ハスカップはスイカヅラ科に属する低木で、7月下旬に1~2cmほどの濃い紫色の実をつける。名前はアイヌ語に由来する。学名はLonicera caerulea var.cmphyllocalyx。和名はクロミノウグイスカグラ(黒実鶯神楽)。日本では北海道のほか本州中部の高山のごく一部で見られるが、原産地はロシアのバイカル湖周辺とされており、中国北部の産地にも古くから自生していることが確認されている。ただし、現在栽培されているのは北海道のみ。アイヌの人々の間では、この実が古くから「体を軽くし、不老長寿に役立つ果実」として珍重され、特に心臓病や貧血、慢性疲労、冷え症などに効果があるとされている。

 近年その機能性が注目されてサプリメントとして用いられるようになり、女性向けの美容サプリメントとしても開発されている。

 ハスカップの実には目の疲れに効果的なアントシアニンが豊富に含まれており、なかでも抗酸化活性の高いシアニジン系アントシアニンが、総アントシアニンの100%(主成分はシアニジン-3-グルコシド)を占める。このほか、ビタミンCや、老化防止効果があるビタミンE、抗酸化成分や鉄分などのミネラルが含まれている。