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水曜日, 4月 19, 2006

プロポリス(1)

○プロポリス

 数多いミツバチ産品の中でもひときわ注目度の高いプロポリスはミツバチの巣から採取される樹脂状の物質で、蜂ヤニとも呼ばれる。蜜蜂はユーカリや松などから集めた樹液に自ら分泌する唾液の酵素を混ぜ合わせ、さらに蜂蝋や花粉を加える事によってこの物質を作り、巣の入り口や内面などに取り付ける習性がある。これは巣の内部を滑らかにするためばかりでなく、外部からの細菌の進入を防ぎ、巣の中を清潔に保つためである。

 事実、プロポリスには卓越した殺菌・消毒作用が認められているが、その語源がポリス(都市)のプロ(前面)を守るという意味のギリシャ語に由来していることからも明らかなように、その顕著な働きはすでに紀元前から知られていた。古代ギリシャの哲学者アリストテレスの動物誌には、プロポリスが感染症などの治療に適していることが記されている。

 プロポリスがわが国で広く知られるようになったのは、1985年に名古屋で開かれた国際養蜂会議で感染症や関節炎などにプロポリスを使った治験成績が発表されたことがきっかけであった。これに触発された形で、以後引き続いてその多彩な効力が内外から報告される過程で徐々に関心が高まり、①種々の菌に対する抗菌性、②鎮痛作用、③抗炎症作用、④組織再生の促進、⑤酸化防止の働き、⑥血液浄化作用、⑦免疫力の増強、⑧麻酔作用、などが相次いで明らかにされた。具体的には糖尿病、胃腸病、関節炎、アレルギー性疾患、循環器障害、呼吸器障害、白内障、歯槽膿漏、痔、火傷、皮膚炎などの改善効果である。いずれも傾向が基本だが、目的によって外用(塗布)される場合もある。

 医薬品の中に抗生物質があるのにあえてプロポリスに注目する理由を、ドイツの研究者ハーブスティンは「抗生物質はウイルスや真菌類には余り役に立たないが、プロポリスには期待が持てる。また、細菌は抗生物質に対する耐性をつけるが、プロポリスに対する耐性については全く知られていない」と示唆に富む指摘をしている。こうしたことからも明らかなように、従来プロポリスの効果としては抗菌作用や抗ウイルス作用に対する関心も強かったのであるが、ここにきてプロポリスが一躍注目されるようになったのは、第50回日本癌学会総会(1991年)で国立予防衛生研究所の松野哲也が発表した研究がプロポリスから抗がん物質を発見というニュースとして大きく報じられてことによる。その後、抗ガン物質が模索される状況下でプロポリスにも熱い期待が集まり、多くの基礎研究や臨床報告が積み重ねられている。

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