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水曜日, 3月 29, 2006

グレープフルーツについて

○グレープフルーツ

 ミカン科の常緑高木の果実で、18世紀に西インド諸島のバルバドス等で発見された。その後アメリカに渡り、アリゾナ、カルフォルニアなどで大々的に栽培されるようになった。柑橘類でありながら、グレープの名があるのは、果実がブドウのように房状につくことに由来している。

 みずみずしさが身上で、水分が89.6%もあり、豊富な果汁と適度の甘み、酸味、ほどよい苦味が混ざり合って、爽やかな風味を出しているのが特質である。

 ビタミンCが豊富なことと、このCの吸収を良くするビタミンPクエン酸にも富むので、吸収されやすく生理作用も高い。疲労を回復し、心身ともに爽やかにする。歯茎から出血しやすい人やタバコを吸う人は、毎朝半分ないし1個を食べると良い。四季を問わずほとんど年中出回っているので、手軽に入手できる。

 ところで、グレープフルーツ独特の苦味はナリンギンという配糖体によるものだが、最近、これがカルシウム拮抗薬(高血圧の薬)や睡眠薬の一部に作用すると、薬効を強くしてしまうことがわかった。ナリンギンが肝臓の酵素の一部に働きかけるために起こる反応だといわれているが、降圧剤などとグレープフルーツを一緒に摂ることは避けたほうが良い。

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