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水曜日, 11月 09, 2005

マカについて

○マカ

 マカはアブラナ科に属する多年草で、性質は強靭、世界で最も標高が高いペルー山中4000mの高地で栽培されており、仲間のカブと同様の膨らんだ根は辛さと甘さを抱き合わせた風味があって、焼く・蒸す・煮込みなどして食べる。1ヶ月前後自然乾燥させたものは、牛乳などで煮てポリッジにする。また、発酵飲料マカチャーチャの原料にもなる。

 かつて征服者のスペイン人が持ち込んだ馬や羊の繁殖に行き詰ったとき、原住民の忠告に従って餌にマカを与えたところ眼をみはる結果を得たことから、ペルーの高麗人参と呼ぶようになったとも伝えられる。

 マカはアンデス地域で数千年から栽培され、滋養食材として貴族の間で重宝されたきた。その後、一時絶滅の危機に直面したが、1980年代に入って、住民の健康維持にとって有益な食用及び薬用の植物であることが再認識され、ペルー政府の肝いりで増産が奨励されてきた。

 乾燥マカは米はトウモロコシ、あるいは小麦に勝る栄養成分を持ち、その上、アルギニン酸やリジンを初めとする必須アミノ酸も豊富である。鉄分とカルシウムはジャガイモ以上含有され、不飽和脂肪酸はリノール酸、リノレン酸、パルミチック酸など、さらにカリウム、リン、亜鉛、銅、マンガンなどの微量元素も多く含まれて、まさに栄養の缶詰といっても過言ではない。

 現在最も一般に認められている機能としては、①活力増強、集中力・記憶力の向上、ストレス疲労の軽減、性生活の円滑化、②更年期障害の除去、月経不順の正常化、精子・卵子の増殖など不妊症の解消を含む生殖機能の促進効果、③免疫賦活作用、抗酸化作用、抗ガン作用などがあるとしているが、これらは特定成分の直接的効果ではなく、数種類のアルカロイド、ステロイド、テルペノイド、サポニン、タンニン、アントシアニン、イソチオサイアネート、グルコシノレートなど、第二代謝物が下垂体を刺激した結果、内分泌腺の活動が活性化されるためとも考えられる。

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