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土曜日, 1月 26, 2008

わかさぎ(公魚)

〇わかさぎ(公魚)

 キュウリウオ科の小型魚で全長15cmほど。背は灰色で側面は銀白色をしており、海水域から淡水域に生息し、北海道から九州に至る各地の湖沼に棲む。古くはチカと呼ばれ、別名アマサギともいう。脂がのっておいしくなる旬は3月頃。

 肉は白身なのでさっぱりしており、脂質は生100g中1.7gと少なく、マイワシの約1/3。栄養面では、カルシウムを100g中450mとマイワシの6倍以上含み、頭ごと内臓も一緒に食べるので骨作りに適している。また、リン350mg、カリウム120mg(いずれも生100g中)とミネラル類も豊富。加えてビタミンB12、Dなども含むので、バランスのよいミネラル補給食品といえよう。から揚げやフライなどのほか、佃煮、あめ煮など保存食として常備しておくとよい。ワカサギの唐揚げにレモン汁をかけると、生臭みを消すばかりでなく味も引き立て、唯一足りないビタミンCも補えるので一石二鳥である。