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火曜日, 12月 27, 2011

水溶性ビタミン(4)

ビオチン

 ネズミの成長因子として卵黄から発見された物質で、ビタミンB複合体、ビタミンH、補酵素Rとも呼ばれる。細胞の成長やDNA合成、血糖値の維持に作用し、毛髪や皮膚の健康維持、貧血予防に有効とされる。食品ではレバー、イワシなどの魚介類、ピーナツ、クルミなどに多い。「食事摂取基準05年版」では、ビオチンの目安量は1日あたり成人男女とも45ug(妊婦は+2ug、授乳婦は+4ug)としている。また保健機能食品制度では、ビオチンを1日摂取量あたり14~500ug含む食品にはビオチンの機能を表示することができる。

ビタミンC

 抗壊血病の因子として発見されたビタミン。物質名はアスコルビン酸。ストレスや疲労、風邪、喫煙の害、高コレステロールなどさまざまな場面でビタミンCを補給することによって症状が軽くなったり、予防する働きを持つことがわかっている。また、発ガン物質であるニトロソアミンの生成を阻止する働きがある。ビタミンCはアルカリ性の環境や加熱によって分解されやすく、また空気や酸化酵素によって酸化され、効果が低下する。食品では新鮮な野菜、果物、緑茶、イモ類に多く含まれ、動物性食品や穀物には少ない。「食事摂取基準05年版」では、ビタミンCの推奨量は1日あたり成人男女とも100mg(妊婦は+10mg、授乳婦は+50mg)としている。また保健機能食品制度では、ビタミンCを1日摂取量あたり24~1000mg含む食品にはビタミンCの機能を表示することができる。また、健康食品については(財)日本健康栄養食品協会による「ビタミンC含有食品規格基準」(1986年8月公示、93年7月一部改正)がある。

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