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金曜日, 2月 10, 2006

セレンについて

○セレン

 元素記号はSe。人の必須微量ミネラルの一つで、近年、特に注目されている元素である。

 まず、老化をはじめ、多くの疾病の原因となる活性酸素の発生を抑え、過酸化脂質を取り除く抗酸化剤としての役割は見逃せない。さらに、ガンの発生を抑え、転移も防ぐほかに、狭心症や心筋梗塞の予防に役立ち、高血圧や動脈硬化、白内障、関節炎、筋ジストロフィー、精力減退などに有効な栄養素であり、若返り効果が抜群だということがわかってきたためである。

 セレンはいろいろな野菜に含まれているが、その量は微々たるもの。比較的多いとされているのは高麗人参、ニンニク、タマネギなど。他にバター、ニシンの燻製、ワカサギ、小麦胚芽、ブラジルナッツに割合多く含まれている。

 高血圧や動脈硬化に関するセレニウムの作用については、血圧をコントロールするホルモンの一種プロスタグランジンを体内で産生するのに欠かせないミネラルであり、血管を拡張させたり、血液が固まるのを防いで、動脈硬化や血栓症(心筋梗塞、脳血栓など)を防ぐ効果があると考えられている。

 1日所要量は成人男性で45~60ug、女性は40~45ugであるが、日本では欠乏の心配はほとんどない。許容上限摂取量は250ugである。

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