○鍾乳石(しょうにゅうせき)
石灰岩の洞窟に産出し、つらら状に下がった鍾乳石(スタラサイト:Stalactite)を用いる。
炭酸塩類の鉱物で、石灰岩の炭酸カルシウム(CaCO3)の水溶液が滴り落ちて長い間に晶出したものである。太いものを鍾乳石といい、細く管状のものは滴乳石という。ただし滴父石は鵝管石のひとつとして扱われることもある。鍾乳石は白色で直径5cmくらいの円柱ないし円錐形したもので硬くて重い。滴乳石は直径1cmくらいの管状で厚さは1mm程度である。
成分は主に炭酸カルシウムで少量のマグネシウムを含む。漢方では止咳・補陽・通乳の効能があり、咳嗽やインポテンツ、乳汁不足などに用いる。
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