○香辛料
香辛料は植物の種子や果実、葉、根、樹皮などを乾燥し、その芳香や風味、絡み、色合いを飲食物に付加する目的のものである。香辛料の基本的な作用として矯臭作用、賦香作用、辛味作用、着色作用があり、同時に防腐作用もある。すなわち肉や魚などの臭みを消し、風味を増し、料理の味や色に独特の特徴づけをし、食物の保存性を高め、食欲を増進させるものである。
一方、香辛料は一般に芳香性の精油成分、辛辣味や苦味などの刺激性成分を含むため、古くから世界各地で薬としても利用されている。漢方生薬としても知られるスパイスには以下のようなものがある。
ジンジャー:生姜
ガーリック:大蒜
ローレル:月桂樹
クローブ:丁子
カルダモン:小豆蔲
シナモン:肉桂
コリアンダー:胡荽子
デイル:蒔蘿子
フェンネル:茴香
スターアニス:大茴香
ナツメグ:肉豆蔲
セサミシード:胡麻
ボウフウ:防風
ユズ:柚
ネギ:葱白
シソ:蘇葉
ペッパー:胡椒
マスタード:白芥子
サンショウ:山椒
プシカムペッパー:唐芥子
ワサビ:山葵
カラシナ:芥子
ハッカ:薄荷
ターメリック:鬱金
フェヌグリーク:胡芦巴
サフラン:番紅花
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