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水曜日, 8月 01, 2012

金果欖

○金果欖(きんからん)

 中国の広西・広東省からベトナムにかけて分布するツヅラフジ科のつる性植物キンラン(Tinospora capillipes)、または同属植物の青牛胆の塊根を用いる。塊根が球形で胆嚢に似ているため金果欖を金牛胆と地胆ともいい、また地方によっては山慈姑として用いている。

 塊根には変形ジテルペンのコルンビンやアルカロイドのパルマチンなどが含まれ、抗血糖作用や抗結核菌作用が認められている。漢方では清熱・解毒・利咽・止痛の効能があり、おもに咽頭炎や扁桃炎、耳下腺炎、乳腺炎、中耳炎などの炎症性疼痛疾患に用いる。また家畜の感染症の治療にも用いられている。

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