〇鰺(あじ)
アジ科の魚の総称で、ふつうはマアジを指す。日本近海にはこのほかムロアジ、シマアジが分布する。いずれも尻ビレの前方側面に”ゼエゴ”と呼ばれる硬いとげをもつウロコのあるのが特徴。肉はいわゆる魚臭さがなく、アミノ酸のアラニン、グリシン、グルタミン酸、ヌクレオチド類のイノシン酸といった旨味成分が多いので、刺身、たたき、酢の物、天ぷら、塩焼き、干物など、利用法は非常にバラエティに富んでいる。
栄養成分としてはカリウムが比較的多い(マアジ生100g中に370mg、開き干し310mg、ムロアジくさや850mg)。また、他の魚に劣らぬほどビタミンB1・B2・D・Eを含有し、カルシウムはくさやになると生の46倍にもなる。小アジの唐揚げ、くさやなどで、カルシウムの補給効果が期待できる。
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