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水曜日, 1月 24, 2007

こんにゃく(蒟蒻)

○こんにゃく(蒟蒻)

 サトイモ科のコンニャクイモ(原産はインドネシア)からつくるコンニャクは、昔から腸の砂下しとして日本人に親しまれてきました。コンニャクイモの球茎に含まれる複合多糖類のグルコマンナンは保水性が高く、水を吸収すると膨潤して容積を増す。これにアルカリ物質の消石灰を加えて加熱し、凝固させたものがコンニャクである。

 コンニャクは食物繊維とカルシウム、少量の鉄を含むのみで、いわゆる栄養価は低い。しかし、①口当たりが良いため量を食べられる、②カロリーがいくない(玉コンニャク100g中5kcal)、③食物繊維が多い(生井もコンニャク100g中3g)、という3点がもコンニャクをまさに飽食・高栄養化した現代人の健康食たらしめるポイントである。

 食物繊維は不溶性のものと水溶性のものがあるが、コンニャクイモに多く含まれる水溶性のグルコマンナンを高純度で抽出する技術が開発されたことにより、ここにきてコンニャクは一般食からダイエットを目的とした健康食品として商品化されるとともに、健康志向のデザート食品、加工食品としても多様な種類が供給されるようになった。食物繊維の摂取によって、①腸内細菌のバランスの改善、②腸の内容物のイオン交換作用によりナトリウムなどを排泄、③便量を増やし腸内有害物質を排出、④コレステロールや糖分の過剰吸収を抑える、などの効果が期待される。

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