○バナナ
マレー半島を原産とするバショウ科の多年草の果実。人類最古の栽培作物とされている。果実用と料理用があり、熱帯地方ではデンプンを多く含む料理用バナナが主食的役割も果たしている。日本で普及したのは明治以降で、未熟な状態で輸入したものを室に入れて熟させる。フィリピンバナナ、台湾バナナ、モンキーバナナが1年中出回っている。
バナナの成分は炭水化物がほとんどで、未熟なものはデンプンが多いが、熟すにつれ果糖やブドウ糖、ショ糖などが増えて甘みを増す。100g中22.5gの糖質があり、バナナ1本のカロリーが食パン1枚に匹敵する。消化がよく吸収が早いので、スポーツ時のエネルギー補給に最適である。
バナナには抗がん作用のあることも明らかになっている。帝京大学薬学部の山﨑正利らの研究によると、マウスにバナナの果汁を摂取して白血球の好中球、マクロファージ(貪食細胞)、リンパ球の数を調べたところ、マクロファージは72時間にわたり高値を維持した。マクロファージはガン細胞を攻撃するためにTNF(腫瘍壊死因子)という物質を作り出すが、バナナ果汁を摂取したマウスはTNFが増えていることがわかった。バナナのほかにもスイカ、ブドウ、梨、柿、パイナップル、リンゴ、夏みかん、グレープフルーツなどの果汁について実験を行なったが、TNFの賛成が最も高かったのはバナナで、夏みかんやグレープフルーツの30倍以上だった。そこで、実際にバナナ果汁を担がんマウスに投与して抗腫瘍効果を調べた結果、腫瘍の抑制だけでなく、癌細胞が完全に消失したマウスも認められたという。
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