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土曜日, 4月 22, 2006

ローヤルゼリー(1)

○ローヤルゼリー

 ミツバチの雌(働き蜂)が花粉を食べ、体内で給餌用の蛋白質に合成して分泌するローヤルゼリー状の物質がローヤルゼリーである。ローらるゼリーは古来、不老長寿の薬といわれ、強精・強壮、若返りに効果のあることから、現在でも根強い人気を誇る健康食品のひとつになっている。中国では王乳という名で知られている。ミツバチの中でローヤルゼリーを食べるのは産卵能力のある女王蜂のみである。女王蜂は数千匹の雄蜂を相手に1日で約2000個、年間で数十万個もの卵を産み、働き蜂が数ヶ月しか生きないのに対し、3~5年も生きる。また、女王蜂は16日で一人前に成長するが、働き蜂は21日、雄蜂は24日もかかる。この成長力の違いも女王蜂だけがローヤルゼリーを食べていることによる。

 ローヤルゼリーの採取は以下のような方法で行われている。女王蜂は1匹しかいないが、卵から孵ったばかりの時点では働き蜂の幼虫全てが女王蜂になる可能性を持っている。そこで、人工的に作った女王蜂用の王椀(幼虫を育てる小さな容器)を1群当たり100個ほどつらえ、その中に幼虫を移すと、働き蜂はこの全てを女王蜂に育てようとしてローヤルゼリーを懸命に貯め込むので、それを収穫する。こうして3日間で1群当たり20gほどのローやるゼリーが集められる。

 ローヤルゼリーは必須アミノ酸をはじめとするアミノ酸類が豊富に含まれ、良質なタンパク質を構成している。さらにビタミン類ではB1、B2、B6、ナイアシンをはじめ、成長促進や老化防止に効果のあるパントテン酸など数多くを含有し、またミネラル類ではカリウム、マグネシウム、カルシウム、銅、鉄、リンなどを含んでいる。このようにアミノ酸を中心にビタミンやミネラルをバランスよく含むローヤルゼリーにはまた科学的に分析できない未知の物質もあり、これを専門学者の間ではR物質と呼んでいる。

ローヤルゼリーの商品一覧

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