○α-リポ酸について
別名、チオクト酸。野菜や肉にも含まれる成分で、糖分からエネルギーを作り出す家庭で必要な栄養素。米国では、糖尿病対策のサプリメント成分として人気。糖分の代謝を促進するほか、糖分を細胞内に取り込むのに必要なホルモンである。インスリンの働きをよくすると考えられている。糖の代謝に必要なビタミンB群やC、Eと併用すると効果が高まる。日本では、肉体疲労時の栄養補給を目的とした医薬品として使われ、2004春から健康食品への配合が許可された。
○カルニチンについて
脂肪からエネルギーを取り出すために必要な成分。L体とD体という2種類の構造(光学異性体)があり、もともと体内に存在するL体のカルニチンだけに健康効果かある。以前はビタミンBtと呼ばれた。食品では羊肉などの赤肉にたくさん含まれており、体内で、アミノ酸のリジンとメチオニンから合成されるため、普通は不足することはない。ただし、鉄とビタミンC、ナイアシン、ビタミンB6が足りないと、合成の効率が落ちるため不足することがある。また、妊娠中や授乳中は必要量が増える。狭心症や心不全などの心臓病の、症状を軽くする効果が臨床試験で確かめられている。2002年に、特にL-カルニチン不足ではない人でもダイエットに効く成分として大人気になった。日本では慢性胃炎などの治療薬として使われているが、2002年11月から食品に配合できることになり、様々な配合食品が販売されている。
○ファセオラミンについて
白インゲン豆に含まれる成分。炭水化物の消化酵素の働きを弱め、糖を吸収しにくくする。ご飯やパン、麺類など、炭水化物の多い食事をするときに飲んでおくと、食べたものがエネルギー源として体内に取り込まれるのを阻害する。ダイエット成分として、サプリメントに配合される。抽出エキスを1日500ml、1ヶ月飲み続けると、体重が約4%、体脂肪量が約10%減ったという研究報告がある。
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