スポンサーリンク

月曜日, 4月 30, 2007

ひじき

○ひじき

 ヒジキは渇藻類のホンダワラ科の海藻で、日本全国の外界に面した岩礁地帯に分布する。採取したひじきは煮た後に乾燥させ、干しヒジキとされる。水に戻すと8倍くらいなり、炒め物などにする。

 ヒジキの栄養成分で特徴的なのは、カルシウムとカリウムが多量に含まれていることである。干しヒジキ100g中、カルシウムは1400mgで海藻中トップ、カリウムは4400mgで昆布に次ぐ数値である。カルシウムは骨を丈夫にし、カリウムは血圧を下げる働きがある。

 このほかカロチンが多く、3300ug(レチノール当量550ug)含まれている。ヒジキに形が似ていることからオカヒジキと呼ばれるアカザ科の野菜があるが、これにもカロチンが多く含まれ、しかも含有量が全く同じである。偶然の一致とはいえ興味深い。ヒジキはこのほか食物繊維が多いのも特徴である(100g中43.3g)。そのため消化が悪いと思われがちであるが、この繊維が腸の蠕動運動を活発にして便秘の改善を促し、美容効果も期待できる。

ひじきの商品一覧

土曜日, 2月 10, 2007

ペプチド類

○ペプチド類

 ペプチドは2個以上のアミノ酸が結合してできる物質の総称。2個のものをジペプチド、3個のものをトリペプチド、50個程度までのものをオリゴペプチドという。食品成分に由来し、生理活性を持つペプチド類も多く見つかっており、トクホの関与成分になっているものもある。

※かつお節オリゴペプチド

 かつお節のたんぱく質を分解して得られるペプチドで、かつお節の出し殻を利用して作られる。血圧上昇に関与するアンジオテンシン変換酵素を阻害する作用がある。トクホの関与成分になっており、血圧が気なる人向きのスープ食品や錠剤タイプのものが製品化されている。

サーデンペプチドの商品一覧

※アンセリン

 アミノ酸のヒスチジンとアラニンが結合したジペプチド。カツオやマグロの筋肉に多く含まれ、乳酸除去効果がある抗疲労物質。酸素を使わないでエネルギーを燃焼させるときに効果を発揮する。

アンセリンの商品一覧

木曜日, 2月 08, 2007

コエンザイムQ10(ビタミンQ)

○コエンザイムQ10(ビタミンQ)

 脂溶性のビタミン様物質で、補酵素Q10、ビタミンQとも呼ばれる。人のミトコンドリアに最も多く存在し、エネルギー産生に深く関わっている抗酸化物質である。2001年4月の食薬区分改正で医薬品成分から非医薬品成分になり、食品としての販売が可能となった。それまで国内ではユビキノンという名称で糖尿病や虚血症心疾患、脳出血の治療薬として知られていた。

 コエンザイムQ10(以下、CoQ10と略)は1950年代に英国のモートンらがビタミンA欠乏症ラットの肝臓からその存在を発見し、ユビキノンと名づけた。57年には米国のクレーンらがウシ心筋ミトコンドリアからATP産生に不可欠なキノンを分離しCoQ10と命名したが、翌年、ユビキノンとCoQ10が同一物質であることが判明し、米国のフォーカースによってその化学構造が確定されている。CoQ10にはアンチエイジング(シワの改善など)、ダイエット、慢性疲労の改善、免疫細胞の活性化、歯肉炎、歯周病などの改善効果があるとされている。

 ヒトの体内でも合成されるが、加齢とともにその細胞内濃度は低下し、40代では30%、80代では50%以上が失われるという。その結果エネルギー不足となり、さまざまな体の不調につながれるとされる。

コエンザイムQ10の商品一覧

金曜日, 2月 02, 2007

冬瓜(とうがん)

○冬瓜(とうがん)

 ウリ科植物の果実を一般にウリ(瓜)と呼んでいるが、その種類は600種以上もあるといわれる。わが国で食用にされているのはトウガン、スイカ、メロン、キュウリ、カボチャ、ユウガオ、ヘチマ、ニガウリなどである。

 トウガンは熱帯アジア原産のつる性一年草で、カモウリ、トウガなどの別名もある。夏に黄色い5弁の花をつけ、果実は球形または楕円形で長さが50cmくらいのものもある。熟すと皮が硬くなり、冬まで貯蔵できるので冬瓜と呼ばれる夏野菜である。

 栄養学的にはビタミンCがやや多いほかあまり見るべくものがなく、そのほとんどが水分であるが、果肉にはむくみをとる優れた利尿作用があるので、膀胱炎、腎臓病、肝硬変の腹水などにも有効だといわれている。トウガンは主として煮物やあんかけとして食するが、生のしぼり汁暑夏あたり・発熱・糖尿病ののどの乾きに効く。

 なお、漢方では冬瓜子と呼ばれる種子はリノール酸やサポニン、タンパク質を含み、古来、生薬として用いられてきた。中国の古典・神農本草経に白瓜子の原名で収載されており、薬効として鎮咳、去痰、排膿、消炎性利尿、水腫などがある。

冬瓜(とうがん)の商品一覧

火曜日, 1月 30, 2007

紫いも

○紫いも

 最近、菓子の新素材として人気を呼んでいるのが紫いもである。沖縄や鹿児島で昔から食べられていたマヤムラサキというサツマイモの一種で、鮮やかな紫色が特徴。紫いもの人気の秘密はその鮮やかな色だけでなく、優れた機能成分を含んでいる点にある。赤ワイン同様にポリフェノールが大量に含まれており、動脈硬化の予防に役立つとされる。また、食物繊維やビタミンC、ミネラルも豊富で、便秘や肌荒れの改善といった美容効果も期待できる。

 特徴ある紫色はアントシアニンという色素成分によるものだが、アントシアニンは視力を回復させることが知られており、最近の研究では活性酸素の除去や肝機能を高める作用のあることもわかってきている。紫いもはクセがなく、一般のサツマイモと変わらない。子供はもちろん、生活習慣病が気になりだした大人のおやつにも最適だろう。スイートポテトやソフトクリームなどがある。

紫いもの商品一覧

水曜日, 1月 24, 2007

こんにゃく(蒟蒻)

○こんにゃく(蒟蒻)

 サトイモ科のコンニャクイモ(原産はインドネシア)からつくるコンニャクは、昔から腸の砂下しとして日本人に親しまれてきました。コンニャクイモの球茎に含まれる複合多糖類のグルコマンナンは保水性が高く、水を吸収すると膨潤して容積を増す。これにアルカリ物質の消石灰を加えて加熱し、凝固させたものがコンニャクである。

 コンニャクは食物繊維とカルシウム、少量の鉄を含むのみで、いわゆる栄養価は低い。しかし、①口当たりが良いため量を食べられる、②カロリーがいくない(玉コンニャク100g中5kcal)、③食物繊維が多い(生井もコンニャク100g中3g)、という3点がもコンニャクをまさに飽食・高栄養化した現代人の健康食たらしめるポイントである。

 食物繊維は不溶性のものと水溶性のものがあるが、コンニャクイモに多く含まれる水溶性のグルコマンナンを高純度で抽出する技術が開発されたことにより、ここにきてコンニャクは一般食からダイエットを目的とした健康食品として商品化されるとともに、健康志向のデザート食品、加工食品としても多様な種類が供給されるようになった。食物繊維の摂取によって、①腸内細菌のバランスの改善、②腸の内容物のイオン交換作用によりナトリウムなどを排泄、③便量を増やし腸内有害物質を排出、④コレステロールや糖分の過剰吸収を抑える、などの効果が期待される。

こんにゃくダイエットの商品一覧

火曜日, 1月 23, 2007

れんこん(蓮根)

○れんこん(蓮根)

 スイレン科の多年生水性植物であるハス(蓮)の地下茎が泥の中に長く伸び、先端部分に養分を蓄えて肥大した部分がレンコン(蓮根)である。中国やインド、マレーが原産といわれる。わが国では秋の9月頃から掘り始めて翌春まで出荷が続くが、旬は年の暮れ。

 中国では蓮の根茎、葉柄、葉、蕾、花弁、花托、果実など、あらゆる部分を残りなく薬用に用いており、全て異なった効能効果を持つとしている。例えば食用にする根茎の肥厚部分は藕(うっ血を除き解毒作用がある)、根茎から採ったデンプンは藕粉(造血・浄血作用があり、下痢や暑気あたりを治す)といった具合である。

 レンコンの成分はデンプンを主体とする糖質が約15g(100g中)と多く、ペクチンやヘミセルロースなどの食物繊維は2gで、便通を良くして腸内細菌のバランスを整え血液の浄化に役立つ。ビタミンCは48mgとトマトの約3倍含まれている。Cは肌の新陳代謝をよくし、メラニン色素の沈着を防ぐ。また、レンコンに含まれるタンニンの消炎・収斂作用が咳や痰を鎮め、のどを快調にするといわれており、喘息にもおろし汁が用いられる。そのほか高血圧・下痢・更年期障害・老化防止にも効果があるとされている。

れんこん(蓮根)の商品一覧

土曜日, 1月 20, 2007

スイカ(西瓜)

○すいか(西瓜)

 ウリ科スイカ属の蔓性一年草の果実で、アフリカ南部のカラハリ砂漠が原産。栽培の起源は古く、4000年前のエジプトでは果実よりむしろ種子を食していたようである。中近東の内陸地の乾燥地帯では飲料として利用されてきた。日本へは江戸時代(16世紀)に中国を経て渡来したが、一般に普及したのは明治に入ってからである。西から伝わった瓜に由来して西瓜とされた。

 西瓜は栽培品種が多く、形・大きさ・果皮の色と模様・果肉の色などが異なる種類が数多くある。わが国で最も多く食べられているのは赤肉種で、果皮が緑色で縞模様があり、果肉が赤色の中玉である。果肉が黄色い黄肉種も比較的多い。このほか人工的な改良によって作られた、種無しスイカなどもある。

 食効で代表的なものは利尿作用で、高血圧、腎臓病、心臓病、尿路結石などのむくみに効果的である。カリウムが豊富な上に、アミノ酸の一種であるシトルリンを含み、これが利尿作用を高める。ただしスイカは体を冷やすので、下痢気味の人には不向きである。果肉の絞り汁を5~6時間、水飴状になるまでにつめたものはスイカ糖と呼ばれ、喉の痛みや痰をきる働きがある。また、種子はタンパク質や脂肪、ビタミンB群、Eが豊富で栄養価が高いので、中国では食用としており、動脈硬化の予防、強壮・強精、老化防止に卓効があるとされる。

スイカ糖の商品一覧

金曜日, 1月 19, 2007

バナナ

○バナナ

 マレー半島を原産とするバショウ科の多年草の果実。人類最古の栽培作物とされている。果実用と料理用があり、熱帯地方ではデンプンを多く含む料理用バナナが主食的役割も果たしている。日本で普及したのは明治以降で、未熟な状態で輸入したものを室に入れて熟させる。フィリピンバナナ、台湾バナナ、モンキーバナナが1年中出回っている。

 バナナの成分は炭水化物がほとんどで、未熟なものはデンプンが多いが、熟すにつれ果糖やブドウ糖、ショ糖などが増えて甘みを増す。100g中22.5gの糖質があり、バナナ1本のカロリーが食パン1枚に匹敵する。消化がよく吸収が早いので、スポーツ時のエネルギー補給に最適である。

 バナナには抗がん作用のあることも明らかになっている。帝京大学薬学部の山﨑正利らの研究によると、マウスにバナナの果汁を摂取して白血球の好中球、マクロファージ(貪食細胞)、リンパ球の数を調べたところ、マクロファージは72時間にわたり高値を維持した。マクロファージはガン細胞を攻撃するためにTNF(腫瘍壊死因子)という物質を作り出すが、バナナ果汁を摂取したマウスはTNFが増えていることがわかった。バナナのほかにもスイカ、ブドウ、梨、柿、パイナップル、リンゴ、夏みかん、グレープフルーツなどの果汁について実験を行なったが、TNFの賛成が最も高かったのはバナナで、夏みかんやグレープフルーツの30倍以上だった。そこで、実際にバナナ果汁を担がんマウスに投与して抗腫瘍効果を調べた結果、腫瘍の抑制だけでなく、癌細胞が完全に消失したマウスも認められたという。

バナナ黒酢の商品一覧

木曜日, 1月 18, 2007

グレープシードオイル

○グレープシードオイル

 グレープシードオイルは名前が示すようにブドウの種子から作る植物性油で、約500kgのブドウから500mlの量しか抽出できない希少な油脂である。この油脂の特徴はノンコレステロールであること、ポリフェノールやビタミンE、必須脂肪酸のリノール酸が豊富に含まれていることなどである。味はクセがなく、幅広い料理に使える。イタリア産やチリ産があるが、わが国でもスーパーなどで簡単に入手することができる。フレンチパラドックスで一躍有名になったポリフェノールだが、ブドウの中で一番含有量が多い部分は種子。グレープシードオイルには赤ワイン以上にポリフェノールが含まれており、このオイルを使った抗酸化サプリメントが出ている。

グレープシードオイルの商品一覧

水曜日, 1月 17, 2007

コタラヒム

○コタラヒム
 スリランカ原産のトチノキ科の樹木で。学名はsalacia reticulate(サラシア・レティキュラ-タ)。現地ではア-ユルヴェ-ダ医学に基づき、糖尿病にこ効果のある薬木として利用されてきた。京都薬科大学・吉川雅之の研究によると、コタラヒムは糖尿病治療薬のα-グルコシダ-ゼ阻害剤と同様の作用を持ち、その有効成分はコタラノ-ル、サラシノ-ルという硫黄を含む糖質であることが同定されており、糖尿病の予防・改善に効果のあることが認められている。横浜国際バイオ研究所はスリランカからコタラヒムを輸入、抽出エキスを粉末にした素材を健康食品メ-カ-などに提供している。

コタラヒムの商品一覧

日曜日, 1月 14, 2007

コブラエキス

○コブラエキス

 コブラはタイ、ビルマ、フィリピンなど東南アジア一帯に広く分布するコブラ科の毒ヘビで、全長2mにも達する。毒ヘビは強精・強壮剤という考え方は世界共通のもので、それも毒性の強いものほど効果があると信じられているが、これまでの関心は専らヘビ毒に向けられており、強
壮効果などは科学的に裏付けられているわけではない。従って、コブラの食効は体験から推測するしかないが、古くからその肝臓や胆嚢は目の薬とされ、老眼も回復するといわれている。

 肉と骨だけの乾燥コブラ製品の分析結果(日本食品分析センタ-)では、タンパク質72.4%(スペルミンなどアミノ酸18種類含む)、脂質1.9%、灰分19.4%(カルシウム5.7%、リン3%)、また100g中に鉄4.21mg、カリウム795mg、ビタミンB1が0.3mg、B2が0.39gが含まれている。スペルミンは精子をつくり、勃起中枢を刺激する。動物実験でスペルミンを投与すると性腺刺激ホルモンが分泌され、メスは子宮壁や膣壁が充血、オスは精液の生産が高まることが認められている。

 そのほかエネルギ-代謝に関与する補酵素のコエンザイムQ10も含まれており、これらが精力増強に寄与すると考えられている。インドの研究者ブラガンザは、コブラの毒に制ガン作用があると発表している。

コブラの商品一覧

木曜日, 1月 11, 2007

野ぶどう

○野ブドウ

 野ブドウは全国各地の山野に自生する蔓性の落葉植物で、その薬効は江戸時代には既に知られており、「本草綱目啓蒙」という江戸末期の本草書には「突き目、目の充血、打ち身、捻挫、はれもの、リュマ-チ、関節炎など、外用薬として消炎、鎮痛に効果がある」という効果が記載されている。その野ブドウが近年、エキス内服によって肝臓病、リュ-マチ、喘息などに効くことが体験的に報告され注目を集めている。

 北関東から東北地方にかけて、野ブドウの果実酒が肝臓病の全身倦怠、食欲不振、吐気、嘔吐、浮腫を改善したという伝承が多いが、独協医科大学組織培養ケンキュウセンタ-の勝田らの研究グル-プは「野ブドウのエキスは肝硬変の治療に役立つ可能性が大きい」という学会発表を行っている。また、この研究を引き継いだ同大生薬研究所の山田喬は「脂肪肝にしたネズミに野ブドウのエキスを投与したところ、肝細胞に充満していた中性脂肪などからなる脂肪滴が消失した。これはアルコ-ル性肝疾患への有効性を示唆する。基礎実験で見る限り、野ブドウのエキスは肝細胞の増殖にはブレ-キをかけないで直接的にコラ-ゲン形成を阻止または抑制する。これは肝硬変を予防または治癒させる可能性を示すものだ」と発表している。

 野ブドウには高分子の多糖体が大量に含まれており、中国でもその抗ガン作用に注目が集まっている。また、黄疸、肝炎、肺結核、骨髄炎、乳腺炎、リンパ腺炎、中耳炎、リュ-マチ痛、排尿痛、打撲傷、骨折などにも使われており、果実は焼酎漬けに、葉、蔓、根は陰干しにして煎じて飲まれている。

野ぶどうの商品一覧

火曜日, 1月 09, 2007

ぶどう

○ぶどう葉

 フレンチパラドックスという言葉で,赤ワインに含まれるポリフェノ-ル類の健康効果(動脈硬化や心臓病のリスクを減らす)が注目され、わが国でも赤ワインブ-ムが起きたが、その原料となる黒ブドウの葉には赤ワイン以上(100~300倍)のポリフェノ-ル類が含まれている。ヨ-ロッパのワインに農家では古くから黒ブドウの葉を煎じて健康茶として飲んだり、葉そのものを料理に混ぜて食用にしてきた。黒ブドウの葉の抽出物には血管保護作用のあることが認められており、フランスやドイツでは医薬品として扱われ、静脈疾患の治療に使われている。

 ポリフェノ-ル類は体内で抗酸化物質として働き、老化防止や生活習慣病の改善に効果のあることは広く知られているが、黒ブドウ葉に含まれるポリフェノ-ル類としては、特にアントシニアンとリスベラト-ルが注目されている。アントシアニンは強い抗酸化作用を持ち、血管の保護、血液循環の改善、動脈保護の予防に効果がある。リスベラト-ルはブドウ樹がシンキン紫外線から身を守るために産生するファイトケミカル(植物微量成分)の一種で、葉にもっとも多く含まれ、果肉中にはほとんど存在しない。ヒトの体内でLDL(悪玉コレステロ-ル)を減らし、血管の炎症や血栓の形成を抑える働きがあるとされている。海外では抗ガン効果についての報告もある。健康食品としての黒ブドウ葉は主に乾燥葉が売られているが、エキスを加工したものも製品化されている。

ぶどう葉(ポリフェノール)の商品一覧

火曜日, 4月 25, 2006

もずく

○もずく

 モズクは渇藻類のモズク科とナガマツモ科の総称で、モズク(絹モズク)、イシゲ、イロロのほか、ナガマツ科のオキナワモズク(フトモズク)、イシモズク、クロモなどがある。モズクの名は藻付く(ホンダワラ類に付着して生育する)に由来する。

 太平洋沿岸の中南部、瀬戸内海、日本海沿岸の中南部、南西諸島などに分布し、春から夏にかけて採る。産地では生のまま食べられているが、普通は塩漬けにしてものが用いられる。ツルツルと舌触りがよく酢の物にして食べられることが多いが、天ぷらにもされる。栄養的な特徴としては食物繊維のアルギン酸が多く含まれていることである。アルギン酸はコレステロールの吸収を阻害する作用や、腸の働きを活発させ便秘を改善する作用がある。

 このほか、オキナワモズクに多く含まれている酸性多糖類のフコイダンに抗腫瘍作用のあることが実験で確かめられている。

もずくの商品一覧

月曜日, 4月 24, 2006

活性Ⅱ型コラーゲン

○活性Ⅱ型コラーゲン

 Ⅱ型コラーゲンは軟骨に多く分布するコラーゲンで、従来からよく知られてきたⅠ型コラーゲン(皮膚や腱に多い)とはアミノ酸の配列順序が異なっている。活性Ⅱ型コラーゲンは、ハーバード大学医学部のデヴィット・R・トレンザムによってリューマチなどの関節痛に対し症状を改善する作用があることが報告され、関節ケアの新機能成分として注目されている物質である。

 関節痛の原因の一つに軟骨の消耗があるが、これとは全く違う原因で起こる関節痛がある。本来は異物に対して身体を守る免疫システムが、軟骨の腫瘍タンパク質であるⅡ型コラーゲンを異物として誤認し、抗体を形成して攻撃してくるために生じる関節痛で、一般にリューマチと呼ばれるものである。軟骨の消耗による関節痛と痛みのメカニズムが異なるため、グルコサミンやコンドロイチン硫酸といった従来の関節ケア成分の補給だけでは対処が難しいとされてきた。

 外の体内には、細菌などの外来侵入物と身体に有益な栄養素とを区別する経口寛容というシステムがある。トレンザムらはこの経口寛容に着目し、Ⅱ型コラーゲンが異物でなく栄養素として認識されれば免疫システムは作動しないのではないかと考えた。しかし、従来のⅡ型コラーゲン製品は化学的、あるいは高温処理によって変性されたものが多く、不活性で消化吸収性に劣っていた。トレンザムらのグループは鶏の胸部の軟骨から低温処理によって非変性Ⅱ型コラーゲンの抽出に成功、これを用いた臨床試験でのリューマチの症状改善が確認されたのである。論文はサイエンスに掲載され、①活性Ⅱ型コラーゲンを3ヶ月服用してリューマチ様関節炎患者の10名中6名が顕著に改善し、1名が完全回復した、②重篤なリューマチ様関節炎患者を被験者とする90日間の二重盲検プラセボ対象追跡試験において、活性Ⅱ型コラーゲンを服用した28名がプラセボ群に比べて有意な改善を示し、4名は完全回復した、と報告されている。(1993年、ハーバード大)

コラーゲンの商品一覧

土曜日, 4月 22, 2006

ローヤルゼリー(2)

○ローヤルゼリー

 これほど様々な成分を含んでいるだけに、例えば、多くの研究者がその解明にチャレンジしており、数多くの研究成果が報告されている。例えば、老化によって多くの疾病が誘発されるが、老化の進行具合を判断する基準のひとつに間脳の老化がある。この研究のひとつとして、ローヤルゼリーと塩酸プロパカイン(麻酔に用いる)を半年以上にわたって人に与えたところ白髪が黒くなったという報告がある。また、老化と共に起こる女性の病気で多い更年期障害やそれに伴う不定愁訴は間脳の自立神経中枢の狂い(変調)によって起こるものだが、ローヤルゼリーを用いて治療に効果を示して例も多い。

 愛媛大学医学部の研究グループ(奥田拓道ら)はローヤルゼリーにインスリン作用物質を見出し、その成分を追求したところ10-ハイドロキシデセン酸であることを明らかにしている。また血圧上昇の原因物質であるアンジオテンシンⅡの生成をローヤルゼリーが抑制することも見出している。

 ローヤルゼリーの効用の全貌はまだ解明できない面もあるが、専門家の間では、間脳、脳下垂体、副腎を刺激し、それらの器官のホルモン分泌を促進させて生命力を引き出しているのではないかと考えられている。こうした効果からみると、身体の諸機能が衰え新陳代謝が弱まった中高年層、病中病後の患者、諸機能自体が弱い虚弱児などに生命力を賦活する傾向がある。これは漢方でいうところの、虚証に対してローヤルゼリーが用いられる理由の一つとなっている。

ローヤルゼリーの商品一覧

ローヤルゼリー(1)

○ローヤルゼリー

 ミツバチの雌(働き蜂)が花粉を食べ、体内で給餌用の蛋白質に合成して分泌するローヤルゼリー状の物質がローヤルゼリーである。ローらるゼリーは古来、不老長寿の薬といわれ、強精・強壮、若返りに効果のあることから、現在でも根強い人気を誇る健康食品のひとつになっている。中国では王乳という名で知られている。ミツバチの中でローヤルゼリーを食べるのは産卵能力のある女王蜂のみである。女王蜂は数千匹の雄蜂を相手に1日で約2000個、年間で数十万個もの卵を産み、働き蜂が数ヶ月しか生きないのに対し、3~5年も生きる。また、女王蜂は16日で一人前に成長するが、働き蜂は21日、雄蜂は24日もかかる。この成長力の違いも女王蜂だけがローヤルゼリーを食べていることによる。

 ローヤルゼリーの採取は以下のような方法で行われている。女王蜂は1匹しかいないが、卵から孵ったばかりの時点では働き蜂の幼虫全てが女王蜂になる可能性を持っている。そこで、人工的に作った女王蜂用の王椀(幼虫を育てる小さな容器)を1群当たり100個ほどつらえ、その中に幼虫を移すと、働き蜂はこの全てを女王蜂に育てようとしてローヤルゼリーを懸命に貯め込むので、それを収穫する。こうして3日間で1群当たり20gほどのローやるゼリーが集められる。

 ローヤルゼリーは必須アミノ酸をはじめとするアミノ酸類が豊富に含まれ、良質なタンパク質を構成している。さらにビタミン類ではB1、B2、B6、ナイアシンをはじめ、成長促進や老化防止に効果のあるパントテン酸など数多くを含有し、またミネラル類ではカリウム、マグネシウム、カルシウム、銅、鉄、リンなどを含んでいる。このようにアミノ酸を中心にビタミンやミネラルをバランスよく含むローヤルゼリーにはまた科学的に分析できない未知の物質もあり、これを専門学者の間ではR物質と呼んでいる。

ローヤルゼリーの商品一覧

木曜日, 4月 20, 2006

プロポリス(2)

○プロポリス

 プロポリスはミツバチの力を借りて得られるが、原産地に生えている樹種やミツバチの種類によって含有微量成分に差異が生ずることが指摘されている。わが国では早くから導入されてきたブラジル産品が主流となっている。製品によって一定ではないが、成分は50~55%を占める樹脂を筆頭に、蜜蝋30%、精油8~10%、花粉5%のほか、微量の有機酸や脂肪酸、アミノ酸、ビタミン、ミネラルなどを数える。それらの中でも上記のような効果に差異が認められるのは樹脂の構成成分の相違によるものと考えられ、丹念な分析研究が随所で行われている。その結果、各種のフラボノイド(色素成分)やアルコール、有機酸、エステル、クマリンなどの存在が明らかにされてきているが、それぞれの微量成分を合わせると数百種を越え、成分と効果との対応は検証しきれていないのが現状である。

 同様のことは製品化の過程にも見られる。ミツバチの巣から採取されたプロポリスの原塊は堅い固まりだが、そこからいかにして成分を十分に抽出して飲用できる形にするかに工夫が払われている。従来から原塊をアルコールに浸けて成分を抽出する方法が取られているが、最近になって水だけで抽出する方法も開発され、この方法によれば刺激性のない水溶性の粉末や顆粒が得られる。そのほか、プロポリス成分を超微粒子化して水に混ざった状態(溶けるのではない)にするミセル化抽出法、液化炭酸ガスを用いて溶解させた上で一気に炭酸ガスを気化させて粉末状の製品を得る超臨界抽出法などが活用されている。

プロポリスの商品一覧

水曜日, 4月 19, 2006

プロポリス(1)

○プロポリス

 数多いミツバチ産品の中でもひときわ注目度の高いプロポリスはミツバチの巣から採取される樹脂状の物質で、蜂ヤニとも呼ばれる。蜜蜂はユーカリや松などから集めた樹液に自ら分泌する唾液の酵素を混ぜ合わせ、さらに蜂蝋や花粉を加える事によってこの物質を作り、巣の入り口や内面などに取り付ける習性がある。これは巣の内部を滑らかにするためばかりでなく、外部からの細菌の進入を防ぎ、巣の中を清潔に保つためである。

 事実、プロポリスには卓越した殺菌・消毒作用が認められているが、その語源がポリス(都市)のプロ(前面)を守るという意味のギリシャ語に由来していることからも明らかなように、その顕著な働きはすでに紀元前から知られていた。古代ギリシャの哲学者アリストテレスの動物誌には、プロポリスが感染症などの治療に適していることが記されている。

 プロポリスがわが国で広く知られるようになったのは、1985年に名古屋で開かれた国際養蜂会議で感染症や関節炎などにプロポリスを使った治験成績が発表されたことがきっかけであった。これに触発された形で、以後引き続いてその多彩な効力が内外から報告される過程で徐々に関心が高まり、①種々の菌に対する抗菌性、②鎮痛作用、③抗炎症作用、④組織再生の促進、⑤酸化防止の働き、⑥血液浄化作用、⑦免疫力の増強、⑧麻酔作用、などが相次いで明らかにされた。具体的には糖尿病、胃腸病、関節炎、アレルギー性疾患、循環器障害、呼吸器障害、白内障、歯槽膿漏、痔、火傷、皮膚炎などの改善効果である。いずれも傾向が基本だが、目的によって外用(塗布)される場合もある。

 医薬品の中に抗生物質があるのにあえてプロポリスに注目する理由を、ドイツの研究者ハーブスティンは「抗生物質はウイルスや真菌類には余り役に立たないが、プロポリスには期待が持てる。また、細菌は抗生物質に対する耐性をつけるが、プロポリスに対する耐性については全く知られていない」と示唆に富む指摘をしている。こうしたことからも明らかなように、従来プロポリスの効果としては抗菌作用や抗ウイルス作用に対する関心も強かったのであるが、ここにきてプロポリスが一躍注目されるようになったのは、第50回日本癌学会総会(1991年)で国立予防衛生研究所の松野哲也が発表した研究がプロポリスから抗がん物質を発見というニュースとして大きく報じられてことによる。その後、抗ガン物質が模索される状況下でプロポリスにも熱い期待が集まり、多くの基礎研究や臨床報告が積み重ねられている。

プロポリスの商品一覧