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火曜日, 1月 23, 2007

れんこん(蓮根)

○れんこん(蓮根)

 スイレン科の多年生水性植物であるハス(蓮)の地下茎が泥の中に長く伸び、先端部分に養分を蓄えて肥大した部分がレンコン(蓮根)である。中国やインド、マレーが原産といわれる。わが国では秋の9月頃から掘り始めて翌春まで出荷が続くが、旬は年の暮れ。

 中国では蓮の根茎、葉柄、葉、蕾、花弁、花托、果実など、あらゆる部分を残りなく薬用に用いており、全て異なった効能効果を持つとしている。例えば食用にする根茎の肥厚部分は藕(うっ血を除き解毒作用がある)、根茎から採ったデンプンは藕粉(造血・浄血作用があり、下痢や暑気あたりを治す)といった具合である。

 レンコンの成分はデンプンを主体とする糖質が約15g(100g中)と多く、ペクチンやヘミセルロースなどの食物繊維は2gで、便通を良くして腸内細菌のバランスを整え血液の浄化に役立つ。ビタミンCは48mgとトマトの約3倍含まれている。Cは肌の新陳代謝をよくし、メラニン色素の沈着を防ぐ。また、レンコンに含まれるタンニンの消炎・収斂作用が咳や痰を鎮め、のどを快調にするといわれており、喘息にもおろし汁が用いられる。そのほか高血圧・下痢・更年期障害・老化防止にも効果があるとされている。

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土曜日, 1月 20, 2007

スイカ(西瓜)

○すいか(西瓜)

 ウリ科スイカ属の蔓性一年草の果実で、アフリカ南部のカラハリ砂漠が原産。栽培の起源は古く、4000年前のエジプトでは果実よりむしろ種子を食していたようである。中近東の内陸地の乾燥地帯では飲料として利用されてきた。日本へは江戸時代(16世紀)に中国を経て渡来したが、一般に普及したのは明治に入ってからである。西から伝わった瓜に由来して西瓜とされた。

 西瓜は栽培品種が多く、形・大きさ・果皮の色と模様・果肉の色などが異なる種類が数多くある。わが国で最も多く食べられているのは赤肉種で、果皮が緑色で縞模様があり、果肉が赤色の中玉である。果肉が黄色い黄肉種も比較的多い。このほか人工的な改良によって作られた、種無しスイカなどもある。

 食効で代表的なものは利尿作用で、高血圧、腎臓病、心臓病、尿路結石などのむくみに効果的である。カリウムが豊富な上に、アミノ酸の一種であるシトルリンを含み、これが利尿作用を高める。ただしスイカは体を冷やすので、下痢気味の人には不向きである。果肉の絞り汁を5~6時間、水飴状になるまでにつめたものはスイカ糖と呼ばれ、喉の痛みや痰をきる働きがある。また、種子はタンパク質や脂肪、ビタミンB群、Eが豊富で栄養価が高いので、中国では食用としており、動脈硬化の予防、強壮・強精、老化防止に卓効があるとされる。

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金曜日, 1月 19, 2007

バナナ

○バナナ

 マレー半島を原産とするバショウ科の多年草の果実。人類最古の栽培作物とされている。果実用と料理用があり、熱帯地方ではデンプンを多く含む料理用バナナが主食的役割も果たしている。日本で普及したのは明治以降で、未熟な状態で輸入したものを室に入れて熟させる。フィリピンバナナ、台湾バナナ、モンキーバナナが1年中出回っている。

 バナナの成分は炭水化物がほとんどで、未熟なものはデンプンが多いが、熟すにつれ果糖やブドウ糖、ショ糖などが増えて甘みを増す。100g中22.5gの糖質があり、バナナ1本のカロリーが食パン1枚に匹敵する。消化がよく吸収が早いので、スポーツ時のエネルギー補給に最適である。

 バナナには抗がん作用のあることも明らかになっている。帝京大学薬学部の山﨑正利らの研究によると、マウスにバナナの果汁を摂取して白血球の好中球、マクロファージ(貪食細胞)、リンパ球の数を調べたところ、マクロファージは72時間にわたり高値を維持した。マクロファージはガン細胞を攻撃するためにTNF(腫瘍壊死因子)という物質を作り出すが、バナナ果汁を摂取したマウスはTNFが増えていることがわかった。バナナのほかにもスイカ、ブドウ、梨、柿、パイナップル、リンゴ、夏みかん、グレープフルーツなどの果汁について実験を行なったが、TNFの賛成が最も高かったのはバナナで、夏みかんやグレープフルーツの30倍以上だった。そこで、実際にバナナ果汁を担がんマウスに投与して抗腫瘍効果を調べた結果、腫瘍の抑制だけでなく、癌細胞が完全に消失したマウスも認められたという。

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木曜日, 1月 18, 2007

グレープシードオイル

○グレープシードオイル

 グレープシードオイルは名前が示すようにブドウの種子から作る植物性油で、約500kgのブドウから500mlの量しか抽出できない希少な油脂である。この油脂の特徴はノンコレステロールであること、ポリフェノールやビタミンE、必須脂肪酸のリノール酸が豊富に含まれていることなどである。味はクセがなく、幅広い料理に使える。イタリア産やチリ産があるが、わが国でもスーパーなどで簡単に入手することができる。フレンチパラドックスで一躍有名になったポリフェノールだが、ブドウの中で一番含有量が多い部分は種子。グレープシードオイルには赤ワイン以上にポリフェノールが含まれており、このオイルを使った抗酸化サプリメントが出ている。

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水曜日, 1月 17, 2007

コタラヒム

○コタラヒム
 スリランカ原産のトチノキ科の樹木で。学名はsalacia reticulate(サラシア・レティキュラ-タ)。現地ではア-ユルヴェ-ダ医学に基づき、糖尿病にこ効果のある薬木として利用されてきた。京都薬科大学・吉川雅之の研究によると、コタラヒムは糖尿病治療薬のα-グルコシダ-ゼ阻害剤と同様の作用を持ち、その有効成分はコタラノ-ル、サラシノ-ルという硫黄を含む糖質であることが同定されており、糖尿病の予防・改善に効果のあることが認められている。横浜国際バイオ研究所はスリランカからコタラヒムを輸入、抽出エキスを粉末にした素材を健康食品メ-カ-などに提供している。

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日曜日, 1月 14, 2007

コブラエキス

○コブラエキス

 コブラはタイ、ビルマ、フィリピンなど東南アジア一帯に広く分布するコブラ科の毒ヘビで、全長2mにも達する。毒ヘビは強精・強壮剤という考え方は世界共通のもので、それも毒性の強いものほど効果があると信じられているが、これまでの関心は専らヘビ毒に向けられており、強
壮効果などは科学的に裏付けられているわけではない。従って、コブラの食効は体験から推測するしかないが、古くからその肝臓や胆嚢は目の薬とされ、老眼も回復するといわれている。

 肉と骨だけの乾燥コブラ製品の分析結果(日本食品分析センタ-)では、タンパク質72.4%(スペルミンなどアミノ酸18種類含む)、脂質1.9%、灰分19.4%(カルシウム5.7%、リン3%)、また100g中に鉄4.21mg、カリウム795mg、ビタミンB1が0.3mg、B2が0.39gが含まれている。スペルミンは精子をつくり、勃起中枢を刺激する。動物実験でスペルミンを投与すると性腺刺激ホルモンが分泌され、メスは子宮壁や膣壁が充血、オスは精液の生産が高まることが認められている。

 そのほかエネルギ-代謝に関与する補酵素のコエンザイムQ10も含まれており、これらが精力増強に寄与すると考えられている。インドの研究者ブラガンザは、コブラの毒に制ガン作用があると発表している。

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木曜日, 1月 11, 2007

野ぶどう

○野ブドウ

 野ブドウは全国各地の山野に自生する蔓性の落葉植物で、その薬効は江戸時代には既に知られており、「本草綱目啓蒙」という江戸末期の本草書には「突き目、目の充血、打ち身、捻挫、はれもの、リュマ-チ、関節炎など、外用薬として消炎、鎮痛に効果がある」という効果が記載されている。その野ブドウが近年、エキス内服によって肝臓病、リュ-マチ、喘息などに効くことが体験的に報告され注目を集めている。

 北関東から東北地方にかけて、野ブドウの果実酒が肝臓病の全身倦怠、食欲不振、吐気、嘔吐、浮腫を改善したという伝承が多いが、独協医科大学組織培養ケンキュウセンタ-の勝田らの研究グル-プは「野ブドウのエキスは肝硬変の治療に役立つ可能性が大きい」という学会発表を行っている。また、この研究を引き継いだ同大生薬研究所の山田喬は「脂肪肝にしたネズミに野ブドウのエキスを投与したところ、肝細胞に充満していた中性脂肪などからなる脂肪滴が消失した。これはアルコ-ル性肝疾患への有効性を示唆する。基礎実験で見る限り、野ブドウのエキスは肝細胞の増殖にはブレ-キをかけないで直接的にコラ-ゲン形成を阻止または抑制する。これは肝硬変を予防または治癒させる可能性を示すものだ」と発表している。

 野ブドウには高分子の多糖体が大量に含まれており、中国でもその抗ガン作用に注目が集まっている。また、黄疸、肝炎、肺結核、骨髄炎、乳腺炎、リンパ腺炎、中耳炎、リュ-マチ痛、排尿痛、打撲傷、骨折などにも使われており、果実は焼酎漬けに、葉、蔓、根は陰干しにして煎じて飲まれている。

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火曜日, 1月 09, 2007

ぶどう

○ぶどう葉

 フレンチパラドックスという言葉で,赤ワインに含まれるポリフェノ-ル類の健康効果(動脈硬化や心臓病のリスクを減らす)が注目され、わが国でも赤ワインブ-ムが起きたが、その原料となる黒ブドウの葉には赤ワイン以上(100~300倍)のポリフェノ-ル類が含まれている。ヨ-ロッパのワインに農家では古くから黒ブドウの葉を煎じて健康茶として飲んだり、葉そのものを料理に混ぜて食用にしてきた。黒ブドウの葉の抽出物には血管保護作用のあることが認められており、フランスやドイツでは医薬品として扱われ、静脈疾患の治療に使われている。

 ポリフェノ-ル類は体内で抗酸化物質として働き、老化防止や生活習慣病の改善に効果のあることは広く知られているが、黒ブドウ葉に含まれるポリフェノ-ル類としては、特にアントシニアンとリスベラト-ルが注目されている。アントシアニンは強い抗酸化作用を持ち、血管の保護、血液循環の改善、動脈保護の予防に効果がある。リスベラト-ルはブドウ樹がシンキン紫外線から身を守るために産生するファイトケミカル(植物微量成分)の一種で、葉にもっとも多く含まれ、果肉中にはほとんど存在しない。ヒトの体内でLDL(悪玉コレステロ-ル)を減らし、血管の炎症や血栓の形成を抑える働きがあるとされている。海外では抗ガン効果についての報告もある。健康食品としての黒ブドウ葉は主に乾燥葉が売られているが、エキスを加工したものも製品化されている。

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火曜日, 4月 25, 2006

もずく

○もずく

 モズクは渇藻類のモズク科とナガマツモ科の総称で、モズク(絹モズク)、イシゲ、イロロのほか、ナガマツ科のオキナワモズク(フトモズク)、イシモズク、クロモなどがある。モズクの名は藻付く(ホンダワラ類に付着して生育する)に由来する。

 太平洋沿岸の中南部、瀬戸内海、日本海沿岸の中南部、南西諸島などに分布し、春から夏にかけて採る。産地では生のまま食べられているが、普通は塩漬けにしてものが用いられる。ツルツルと舌触りがよく酢の物にして食べられることが多いが、天ぷらにもされる。栄養的な特徴としては食物繊維のアルギン酸が多く含まれていることである。アルギン酸はコレステロールの吸収を阻害する作用や、腸の働きを活発させ便秘を改善する作用がある。

 このほか、オキナワモズクに多く含まれている酸性多糖類のフコイダンに抗腫瘍作用のあることが実験で確かめられている。

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月曜日, 4月 24, 2006

活性Ⅱ型コラーゲン

○活性Ⅱ型コラーゲン

 Ⅱ型コラーゲンは軟骨に多く分布するコラーゲンで、従来からよく知られてきたⅠ型コラーゲン(皮膚や腱に多い)とはアミノ酸の配列順序が異なっている。活性Ⅱ型コラーゲンは、ハーバード大学医学部のデヴィット・R・トレンザムによってリューマチなどの関節痛に対し症状を改善する作用があることが報告され、関節ケアの新機能成分として注目されている物質である。

 関節痛の原因の一つに軟骨の消耗があるが、これとは全く違う原因で起こる関節痛がある。本来は異物に対して身体を守る免疫システムが、軟骨の腫瘍タンパク質であるⅡ型コラーゲンを異物として誤認し、抗体を形成して攻撃してくるために生じる関節痛で、一般にリューマチと呼ばれるものである。軟骨の消耗による関節痛と痛みのメカニズムが異なるため、グルコサミンやコンドロイチン硫酸といった従来の関節ケア成分の補給だけでは対処が難しいとされてきた。

 外の体内には、細菌などの外来侵入物と身体に有益な栄養素とを区別する経口寛容というシステムがある。トレンザムらはこの経口寛容に着目し、Ⅱ型コラーゲンが異物でなく栄養素として認識されれば免疫システムは作動しないのではないかと考えた。しかし、従来のⅡ型コラーゲン製品は化学的、あるいは高温処理によって変性されたものが多く、不活性で消化吸収性に劣っていた。トレンザムらのグループは鶏の胸部の軟骨から低温処理によって非変性Ⅱ型コラーゲンの抽出に成功、これを用いた臨床試験でのリューマチの症状改善が確認されたのである。論文はサイエンスに掲載され、①活性Ⅱ型コラーゲンを3ヶ月服用してリューマチ様関節炎患者の10名中6名が顕著に改善し、1名が完全回復した、②重篤なリューマチ様関節炎患者を被験者とする90日間の二重盲検プラセボ対象追跡試験において、活性Ⅱ型コラーゲンを服用した28名がプラセボ群に比べて有意な改善を示し、4名は完全回復した、と報告されている。(1993年、ハーバード大)

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土曜日, 4月 22, 2006

ローヤルゼリー(2)

○ローヤルゼリー

 これほど様々な成分を含んでいるだけに、例えば、多くの研究者がその解明にチャレンジしており、数多くの研究成果が報告されている。例えば、老化によって多くの疾病が誘発されるが、老化の進行具合を判断する基準のひとつに間脳の老化がある。この研究のひとつとして、ローヤルゼリーと塩酸プロパカイン(麻酔に用いる)を半年以上にわたって人に与えたところ白髪が黒くなったという報告がある。また、老化と共に起こる女性の病気で多い更年期障害やそれに伴う不定愁訴は間脳の自立神経中枢の狂い(変調)によって起こるものだが、ローヤルゼリーを用いて治療に効果を示して例も多い。

 愛媛大学医学部の研究グループ(奥田拓道ら)はローヤルゼリーにインスリン作用物質を見出し、その成分を追求したところ10-ハイドロキシデセン酸であることを明らかにしている。また血圧上昇の原因物質であるアンジオテンシンⅡの生成をローヤルゼリーが抑制することも見出している。

 ローヤルゼリーの効用の全貌はまだ解明できない面もあるが、専門家の間では、間脳、脳下垂体、副腎を刺激し、それらの器官のホルモン分泌を促進させて生命力を引き出しているのではないかと考えられている。こうした効果からみると、身体の諸機能が衰え新陳代謝が弱まった中高年層、病中病後の患者、諸機能自体が弱い虚弱児などに生命力を賦活する傾向がある。これは漢方でいうところの、虚証に対してローヤルゼリーが用いられる理由の一つとなっている。

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ローヤルゼリー(1)

○ローヤルゼリー

 ミツバチの雌(働き蜂)が花粉を食べ、体内で給餌用の蛋白質に合成して分泌するローヤルゼリー状の物質がローヤルゼリーである。ローらるゼリーは古来、不老長寿の薬といわれ、強精・強壮、若返りに効果のあることから、現在でも根強い人気を誇る健康食品のひとつになっている。中国では王乳という名で知られている。ミツバチの中でローヤルゼリーを食べるのは産卵能力のある女王蜂のみである。女王蜂は数千匹の雄蜂を相手に1日で約2000個、年間で数十万個もの卵を産み、働き蜂が数ヶ月しか生きないのに対し、3~5年も生きる。また、女王蜂は16日で一人前に成長するが、働き蜂は21日、雄蜂は24日もかかる。この成長力の違いも女王蜂だけがローヤルゼリーを食べていることによる。

 ローヤルゼリーの採取は以下のような方法で行われている。女王蜂は1匹しかいないが、卵から孵ったばかりの時点では働き蜂の幼虫全てが女王蜂になる可能性を持っている。そこで、人工的に作った女王蜂用の王椀(幼虫を育てる小さな容器)を1群当たり100個ほどつらえ、その中に幼虫を移すと、働き蜂はこの全てを女王蜂に育てようとしてローヤルゼリーを懸命に貯め込むので、それを収穫する。こうして3日間で1群当たり20gほどのローやるゼリーが集められる。

 ローヤルゼリーは必須アミノ酸をはじめとするアミノ酸類が豊富に含まれ、良質なタンパク質を構成している。さらにビタミン類ではB1、B2、B6、ナイアシンをはじめ、成長促進や老化防止に効果のあるパントテン酸など数多くを含有し、またミネラル類ではカリウム、マグネシウム、カルシウム、銅、鉄、リンなどを含んでいる。このようにアミノ酸を中心にビタミンやミネラルをバランスよく含むローヤルゼリーにはまた科学的に分析できない未知の物質もあり、これを専門学者の間ではR物質と呼んでいる。

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木曜日, 4月 20, 2006

プロポリス(2)

○プロポリス

 プロポリスはミツバチの力を借りて得られるが、原産地に生えている樹種やミツバチの種類によって含有微量成分に差異が生ずることが指摘されている。わが国では早くから導入されてきたブラジル産品が主流となっている。製品によって一定ではないが、成分は50~55%を占める樹脂を筆頭に、蜜蝋30%、精油8~10%、花粉5%のほか、微量の有機酸や脂肪酸、アミノ酸、ビタミン、ミネラルなどを数える。それらの中でも上記のような効果に差異が認められるのは樹脂の構成成分の相違によるものと考えられ、丹念な分析研究が随所で行われている。その結果、各種のフラボノイド(色素成分)やアルコール、有機酸、エステル、クマリンなどの存在が明らかにされてきているが、それぞれの微量成分を合わせると数百種を越え、成分と効果との対応は検証しきれていないのが現状である。

 同様のことは製品化の過程にも見られる。ミツバチの巣から採取されたプロポリスの原塊は堅い固まりだが、そこからいかにして成分を十分に抽出して飲用できる形にするかに工夫が払われている。従来から原塊をアルコールに浸けて成分を抽出する方法が取られているが、最近になって水だけで抽出する方法も開発され、この方法によれば刺激性のない水溶性の粉末や顆粒が得られる。そのほか、プロポリス成分を超微粒子化して水に混ざった状態(溶けるのではない)にするミセル化抽出法、液化炭酸ガスを用いて溶解させた上で一気に炭酸ガスを気化させて粉末状の製品を得る超臨界抽出法などが活用されている。

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水曜日, 4月 19, 2006

プロポリス(1)

○プロポリス

 数多いミツバチ産品の中でもひときわ注目度の高いプロポリスはミツバチの巣から採取される樹脂状の物質で、蜂ヤニとも呼ばれる。蜜蜂はユーカリや松などから集めた樹液に自ら分泌する唾液の酵素を混ぜ合わせ、さらに蜂蝋や花粉を加える事によってこの物質を作り、巣の入り口や内面などに取り付ける習性がある。これは巣の内部を滑らかにするためばかりでなく、外部からの細菌の進入を防ぎ、巣の中を清潔に保つためである。

 事実、プロポリスには卓越した殺菌・消毒作用が認められているが、その語源がポリス(都市)のプロ(前面)を守るという意味のギリシャ語に由来していることからも明らかなように、その顕著な働きはすでに紀元前から知られていた。古代ギリシャの哲学者アリストテレスの動物誌には、プロポリスが感染症などの治療に適していることが記されている。

 プロポリスがわが国で広く知られるようになったのは、1985年に名古屋で開かれた国際養蜂会議で感染症や関節炎などにプロポリスを使った治験成績が発表されたことがきっかけであった。これに触発された形で、以後引き続いてその多彩な効力が内外から報告される過程で徐々に関心が高まり、①種々の菌に対する抗菌性、②鎮痛作用、③抗炎症作用、④組織再生の促進、⑤酸化防止の働き、⑥血液浄化作用、⑦免疫力の増強、⑧麻酔作用、などが相次いで明らかにされた。具体的には糖尿病、胃腸病、関節炎、アレルギー性疾患、循環器障害、呼吸器障害、白内障、歯槽膿漏、痔、火傷、皮膚炎などの改善効果である。いずれも傾向が基本だが、目的によって外用(塗布)される場合もある。

 医薬品の中に抗生物質があるのにあえてプロポリスに注目する理由を、ドイツの研究者ハーブスティンは「抗生物質はウイルスや真菌類には余り役に立たないが、プロポリスには期待が持てる。また、細菌は抗生物質に対する耐性をつけるが、プロポリスに対する耐性については全く知られていない」と示唆に富む指摘をしている。こうしたことからも明らかなように、従来プロポリスの効果としては抗菌作用や抗ウイルス作用に対する関心も強かったのであるが、ここにきてプロポリスが一躍注目されるようになったのは、第50回日本癌学会総会(1991年)で国立予防衛生研究所の松野哲也が発表した研究がプロポリスから抗がん物質を発見というニュースとして大きく報じられてことによる。その後、抗ガン物質が模索される状況下でプロポリスにも熱い期待が集まり、多くの基礎研究や臨床報告が積み重ねられている。

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火曜日, 4月 18, 2006

ダンディーライオン(タンポポ)

○ダンディーライオン(タンポポ)

 キク科タンポポ属の多年草で、学名はTaraxacum offcinale。和名は西洋タンポポ。北半球の温暖地域に自生する。漢方ではタンポポのことを蒲公英と呼び、健胃・浄血・母乳分泌促進の処方として親しまれている。日本では、肝臓によいと言うことからタンポポの根をキンピラゴボウのように食べることが民間療法として伝わっている。こうしたタンポポの食用習慣は日本だけでなく、世界各地にも存在している。例えば、ヨーロッパではタンポポの根を乾燥したものをコーヒー状にして、ダンディーティーと呼んで飲用している。また、ドイツや料理王国のフランスでも、タンポポのサラダが風味だけでなく健康に良いということで添えられるケースが多くある。

 根には苦味成分のコリンが含まれており、胆汁の分泌を促進させ、肝臓の脂肪編成を抑える働きがある。このほか、タラキサステロール、β-システロール、スチクマステロールなどの成分が認められており、健胃、むくみに対して有効であるとされる。また利尿作用に優れ、女性の尿管感染症を予防することが報告されている。葉にはリノール酸やビタミン、ミネラルが多い。

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月曜日, 4月 17, 2006

唐辛子(カプサイシン)

○唐辛子(カプサイシン)

 ナス科の一年草で南アメリカ原産。広く熱帯から亜熱帯にかけて分布するが、熱帯では木質の多年草となる。日本へは江戸時代に中国からもたらされ、名前は唐から来た辛いものの意味だが、香辛料の需要が少なかった日本では七味唐辛子に使われたことから、誰もが知り、活用するところとなった。

 唐辛子の種類は非常に多く100種を超すが、大きく分けて辛味種と甘味種、あるいは乾果用と野菜用、果実が球状のものと細長いものなどがある。ピーマンは球形果実の甘味種である。しかし、野菜で唐辛子というときにはピーマンやシシトウ(獅子唐辛子)は別に扱っている。代表的な品種として、鷹の爪、伏見、タバスコがある。鷹の爪は七味唐辛子やラー油に使われるほか、漬物、紅葉おろし、煮物、麻婆豆腐、炒め物などに添えて用いられる。伏見は葉唐辛子に、タバスコはタバスコソースに使われる。このほか、観賞用に五色、榎実などの品種がある。

 唐辛子の葉や果実にはカルシウム、カロチン、ビタミンB1、B2、Cなどがずば抜けて多く含まれているが、大量に食べる習慣がないのでその恩恵には与れない。従って出盛の時、葉を油炒めや佃煮などにしてできるだけ多く摂るようにしたい。

 一方果皮に含まれている辛味成分であるカプサイシンには殺菌作用や身体を温める効果、興奮・健胃作用などがある。加えて、体脂肪の消費を促進するホルモン(アドレナリンやノルアドレナリン)の分泌を活発にする作用も見出されており、ダイエット食素材として用いられている。また、果実に膨れるカロチノイド系色素のカプサンチンには強い抗酸化作用が認められており、老化防止や抗ガン効果が期待されている。このほか、薬用アルコール100mlに唐辛子30本ほど付け込んだチンキ剤は、神経痛や腰痛、脱毛予防などに外用される。

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土曜日, 4月 15, 2006

クレソン

○クレソン

 アブラナ科の多年草でヨーロッパが原産。クレソンは仏名、英名はウォータークレス。湿った土壌を好み、水辺や湿地に群生する。日本へは明治初期に渡来、ピリッとした辛味のあるところからミズカラシ(水芥子)、またはオランダカラシともいう。永い間、わが国では余り馴染みのないままであったが、近年洋食化が進むにつれてステーキやロースとビーフの添え野菜として広く用いられるようになった。カラシナやタカナなどと同じニグリンという微量成分(配糖体)が淡い辛さとして感じられ、肉や魚のしつこさを和らげてくれる。また、わさびほどではないが殺菌・解毒作用があり食中毒の予防にもある。

 栄養成分はカロチン2700ug(450ugRE)、ビタミンC26mg、カルシウム110mg(いずれも100g中)と優れているが、一般の野菜のように大量に食べるものではないので、ビタミンやミネラルの必要量を取るためにはそれほど貢献するわけではない。

 わが国ではステーキの付け合せとして登場したこともあり、パセリのように飾り野菜と見られてさらにそのまま残されることも多いが、ヨーロッパでは健胃効果があるとして古くから食用にされてきた。中国では身体の熱を取るとされ西洋菜湯というスープが飲まれている。最近では日本でも天ぷらや和え物にして食べる人が増えてきた。また、絞り汁をアルコールで薄めて頭皮に摺り込むと、抜け毛防止・発毛促進作用があるともいわれている。

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シークヮーサー

○シークヮーサー

 奄美大島以内の南西諸島と台湾の山地に自生する柑橘類の一種。名の由来は沖縄の方言で、シーは酸、クヮーサーは与える者の意。果実は25~40g程度と小さく、適度の甘みと酸味がある。わが国では沖縄県で盛んに栽培され、果実は主に果汁原料として利用されている。この果汁には柑橘類特有のフラボノイドの一種ノビレチンが含まれており、ガンの転移予防や血糖値上昇抑制、血圧効果作用のあることが、(独)農業技術研究機構果樹研究所が行った動物実験で明らかにされたことから(日本栄養・食糧学会大会、2001年)、健康飲料として人気を集めている。

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金曜日, 4月 14, 2006

カムカム

○カムカム

 カムカムはペルーのアマゾン川流域に自生するフトモモ科の潅木で、学名はMyrciaria Dubia。その果実は直径2~3cmくらいで、熟すと赤になる。果肉は白っぽい。果実100g中にビタミンCが2800mg含まれている。これは、ビタミンCが多いことで知られるアセロラの約1.6倍。レモンの約28倍、キウイフルーツの約40倍に相当し、世界で最もビタミンCが多いフルーツといわれている。ビタミンC以外ではリン、鉄分、カルシウムなどのミネラルやクエン酸が含まれている。

 ペルーでは古くからジュースにして飲まれており、風邪や肌荒れの予防、肥満、糖尿病、高血圧などに良いとされてきた。冷凍濃縮果汁の形態で日本輸出されるカムカムはジュースだけ出なく、カプセルやパウダーの形で健康食品に加工されている。また、カムカムにアセロラ、ローズヒップなど他のハーブをブレンドしたサプリメントもある。

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水曜日, 4月 12, 2006

ヒバマタ(ひばまた)

○ヒバマタ(ひばまた)

 ヒバマタは褐藻の一種で、潮間帯(干潮時には海面上に露出する深さ)の岩礁に生え、基部から次第に太くなるオリーブ色の枝は房状に分岐して長さ30cm程度の扇状に育つ。北太平洋に分布しており、わが国では北海道にその一種(フーカス・エバネッセンス)が見出されている。アメリカでは別種のフーカス・ベシキュローシス種を採取して細く切り、日干しにしたものをお茶のようにして飲んだり、煮汁をスープのように飲むと健康によいとされている。これと同じことが西欧や北欧でも行われ、アラスカ(ベーリング海峡)では生で食されている。アメリカの健康食品店では乾燥葉がブラダーラック茶として販売されている。

 栄養成分的にはミネラルが豊富に含まれているの手が特長で、さしずめミネラル補給食と呼びたいほどであるが、際立っているのはマグネシウムと亜鉛の含有量である。この2つはいずれも十二分の摂取が要請されているミネラルであるが、亜鉛は特にインスリン非依存型糖尿病の予防や免疫能の活性化、体内での核酸合成、味覚障害や降圧剤の副作用の予防には欠かせないものとして重要度が増している。ヒバマタは亜鉛欠乏症を未然に防いでくれる健康食品といえるだろう。

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